日本ばね学会会長
(国立研究開発法人 物質・材料研究機構)
早川 正夫
当学会は、ばねメーカー、ばね素材メーカー、ばね関連機器メーカーあるいはばねのユーザー会社などの法人会員と、 これらの会社に所属する技術者およびばね技術に関心の深い研究者で構成されており、
会員数は100社以上の法人会員およびアジア、 欧州、北米の3地域に居住する海外会員を含めて約500名となっております。
また、当学会は1947年の創立以来、関連団体である(一社)日本ばね工業会と緊密な連携を取りつつ、主に、当学会は学術面、同工業会は産業面から日本のばね関連技術の向上・発展に貢献してきました。
当学会は次の3点を活動方針としてまいりました。
- (1) 研究開発活動の充実
- (2) 会員サービスの充実
- (3) 国際的活動の推進
当学会は、これまで着実にこれらの方針を実行し、日本のばね技術の向上に貢献してきましたが、今後ともこれらの活動を継続し、さらなるばね技術の向上を図ってまいります。
さらに、これらの方針に加え、ばねおよびばね関連産業のさらなる成長を目指して、次世代の優秀な若い人材への知識と技術の伝承のため、次の方針を追加しました。
- (4) 若手技術者の育成
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これにつきましては、若手技術者交流会などによる基礎知識の蓄積と活用、OB技術者との情報交換による 基礎技術の継承と解決すべき問題の認識、当学会に所属する企業と大学間の産学連携などを通して、 学識のある有為な若い技術者および学生を育成してまいります。
ばねおよびばね関連産業に関わる企業、大学をはじめとする法人、また、ばねに関する 研究などを進める個人の方々におかれましては、ぜひとも当学会に入会していただき、 共にばね技術の向上を目指していただきたいと思います。
皆様の積極的なご入会・ご参加をお待ちしております。