日本ばね学会認定「ばね技術遺産」

日本ばね学会 『ばね技術遺産』 認定第38号

名称からくり人形(弓曳き童子・文字書き人形)
(田中久重作)
製造年江戸時代末期(天保〜嘉永)
所有者久留米市教育委員会
認定日2019年6月4日

認定理由

本人形の動力源には からくり人形として代表的な「茶運び人形」などに使われていた鯨のひげに替わり南蛮渡来の西洋時計を参考にした手延べ加工の真鍮製ぜんまいばねが使われており、さざえ車・カム・繰り糸を組み合せた構造で、精緻かつ柔らかな動きを実現している。本作品は、からくり人形の最高傑作との評価を得ており 今日の機械・ロボット機構に繋がる技術であるとともに、工業化以前のばね技術を伝える貴重な歴史的遺産である。よってこれらのからくり人形が今後末永く保存されることを願い、ばね技術遺産に認定する。
からくり人形(弓曳き童子・文字書き人形)