日本ばね学会認定「ばね技術遺産」

日本ばね学会 『ばね技術遺産』 認定第13号

名称コンピュータ制御ばね成形機MCS−15
(株式会社板屋製作所製)
製造年1977年
所有者株式会社板屋製作所
認定日2014年6月5日

認定理由

本機は日本で初めて開発、市販された本格的なコンピュータ制御のばね加工機で、カムの調整作業に代り線送り量と成形工具の送り量等を数値的に入力するだけで各種のコイルばねを成形出来るので国内外で高い評価を得、1200台を超える納入実績を有する。また正面パネル上に放射状に配置した工具によりコイリングおよびフックやアームの成形・切断を行う本機の方式はその後の多機能ばね加工機の標準的な形式となったもので技術史的ならびに歴史的価値が高い。
よって、今後末永く保存されることを願い、ばね技術遺産に認定する。
コンピュータ制御ばね成形機MCS−15